オンライン分析・評価
パルメソ創業以来の分析・評価のノウハウを初公開
そこで、サンプルの詳細情報をお持ちのお客様自らが評価・分析を行うことで、より目的に合った評価が可能になる。その思いから生み出したのが、このデータ取得サービスです。
まるでMSE試験を目の前で行なっているかのごとく、御社内で手軽にできるようにと、パルメソ創業時から積み重ねてきた知見とノウハウを【8つの分析・評価ソフト】として公開しました。
オンライン分析・評価利用の
大きなアドバンテージ
断面強度分布をカラーで可視化
- この度初めての公開になります。
- 精密な材料強度分布の可視化は世界初。
- 材料断面の強度分布をカラーで詳細に表示、精密な強度の分布が可視化されます。
- 多層膜であれば層状にカラー表示され強さの順列が判ります、また界面部の強さが前後の層の強さ関係でわかりやすくなります。
- 内部に欠陥やフィラーの配置がカラーの違いで分かりやすくなります。断面内の分布状態から多くの情報が得られます。
- 材料の極薄部における分布様相が見たように理解でき、多くの人と共有が可能になります。
- 試験結果の共有や上司への説明及び各種報告書やプレゼンにお使いください。
ローコスト・短納期
- 規格化されたパッケージ試験は条件があらかじめ決まっていてローコストに設定されています。
- 提供する評価ソフトの契約で報告書の作成提出が不要になり、短納期が実現できます。
- データ取得後に通信ネットでデータを即納するため分析・評価がすぐに開始できます。
カスタム試験はノウハウが利用できる
- カスタム試験依頼の時点で依頼内容を少しやり取りさせていたうえで、パルメソデータベースから目的に合う試験条件を設定します。取得されたデータはノウハウの詰まった分析・評価ソフトを利用いただけます。
- 報告書作成までの依頼は新しい材料や難しい材料の場合が多く、試験条件の設定(場合によっては2条件、3条件を選択)から、多面的データ解析を行い強度から見える材料特性や変化傾向をレポートします。これは多くの実績をバックボーンとすることで提供できる内容です。
- この先は、パルメソッドでの連続した評価が可能になります。ローコスト短納期を教授ください。
内容が未知な開発を伴う材料試験
- 難しいと思われる材料の強度特性を開発レベルで探索可能です。
- 先ずは、材料自体の強度位置付けや材料内の強度分布及び材料間の変化など試験条件を変えて探索し、評価の条件を策定します。
- 決まった試験条件にて材料間のデータを取得します。これで比較評価が可能になります。
- 材料の強度位置付けや変化傾向から特性に関してのコメントなどを提供します。
- この状態を乗り切ると、パルメソッドでの連続した評価が可能になります。ローコスト短納期を教授ください。
受発注と評価がクラウド上で可能
- 試験見積もり依頼―見積提出―発注―納品がクラウド上で処理できます。発注後はサンプルを宅配便等で送っていただくだけになります。
- 上記1連の進捗データはクラウド上に記録され閲覧や検索が可能になります。またインボイス関係の書類も提供できる機能を付加してあります。
- 納品でデータ取得のみ場合は評価用データとグラフ可視化したPDFになります。納品後すぐに評価ソフトにて確認が可能です。
パルメソッドでできる8つの分析・評価
01 報告書の作成
試料の個別試験結果を3つのデータで表示する機能です。繰り返しN回の試験結果が同時表示されています。
データは①エロージョン進行グラフ、②MSE抵抗値(エロージョン率)グラフ、③試験プロファイル画像で構成されています。
データ取得依頼の納品時にすでに作成され、マイページからすぐに確認や印刷ができます。
02 平均化処理
試験ではひとつの試料に対してN回試験した強度分布データが得られます。これをグラフ上で平均化した曲線を作成し可視化する機能です。
平均化し1本のグラフにまとめることが出来るため、目視で材料内バラつき等を確認できます。代表値として扱うことで他試験とのデータ比較がスムーズになります。
03 比較重ね合わせ表示・グラフ作成
試料間比較や劣化変化を可視化するために複数の試験曲線を同時に一つのグラフに表示し比較可能にする機能です。
選択した試験データをグラフ中に重ね合わせるように色違いやマーク違いで表示して比較出来ます。試験条件が同一なものが最大10個まで重ね合わせ可能です。
各層の強さや膜厚違い、劣化度合いの差が一目でわかります。
04 エリアの設定と数値化
多層膜や傾斜膜等の境界深さを指定する機能です。
強度曲線の変化点位置を指定することで層間などの厚さを示すエリアを設定でき、エリア毎の平均強さや厚みを数値化できます。一つの試料にN回試験を別々にエリア設定することで、多層膜の各層強度や膜厚を数値化可能でバラつき範囲も示します。
この数値化データを基に続けて説明する試料間の数値比較およびMSE抵抗値マップの作成が可能になります。
05 試験間の数値比較
数値化された複数の試料間の比較や強さの推移を棒グラフなどを使って可視化する機能です。
開発時の材料違いや添加剤違いなど、また劣化の時系列変化など、目的に合わせて比較するデータを選択することで、簡単に比較が可能になります。
計算された数値は出力が可能で、エクセル等にてより分かりやすいグラフ等の表示等が可能です。
06 カラー画像表示
初搭載の試料断面の強度分布をカラー画像で提供する機能です。試験プロファイルデータを元に材料強度分布を強度に合わせた色でカラー画像表示します。試料断面の多層膜の強さ分布や内部欠陥、フィラーの存在などがイメージ化されわかりやすく表示されます。
画像データとして出力も可能です。
07 MSE抵抗値・マップ表示
材料の2面性強度「硬さ及び脆さ」を横軸と縦軸のグラフにて示し、機械的性格の位置付けが確認できます。
サンプル試料から多角粒子(硬さ系)と球形粒子(脆さ系)による2条件試験データを取得し、直交グラフに示して可視化します。複数の試料選択することで同じグラフ内での比較等が可能になります。
材料劣化時の変化傾向や、多層膜それぞれの強度の位置付けが比較検討可能になり、また材料開発時の変化傾向を把握するなど材料の性質を多角的に比較できます。
08 プロファイル多重分析
こちらも初搭載の「試料断面位置違い」の強度分布分析機能です。標準分析位置は、投射痕中心部の強度分布表示となっています。この分析により、中心より左右の任意の位置の強度分布データも可視化・数値化できるようになりました。
投射痕中、最大3ヵ所を同時表示でき、①分析位置表示した試験プロファイル画像と②MSE抵抗値グラフの2つが表示されます。欠陥位置の確認や材料内バラつきの状況把握に役立ちます。